自己流プレゼンテーションの落とし穴
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自己流プレゼンテーションの落とし穴
脇山 真治(著者)
四六判、212ページ
本体価格:1,600円+10%
ISBN:978-4-87035-803-4
【内容紹介】
プレゼンテーションに向けた姿勢を問いなおす!
よりよいプレゼンのための“引き算”の指南書
自分の経験やスタイルにこだわって、
聞き手に寄り添っていないプレゼンしていませんか?
「自身のスタイル」や「経験」にこだわると、時として致命的な失敗や、自分自身の成長を阻害する要因となってしまうことも。「自己流」とは、自分自身が最も安心できる心地よいスタイルのことでもあるわけで…。個性的、ユニークなどというと、あたかも前向きな評価を得たように思えますが、残念ながら、それはあなたのプレゼンテーションが「聞き手に寄り沿っていない」ことの裏返しなのです。自分を見つめ直し、余計なものをはぎ落としてよりよいプレゼンターへ!!
プレゼンの心構えから話し方のコツまで、つい考えてしまう間違った40の状況(Case)に対して、あわせて意識改革のための考え方(法則)を掲載。聞き手にストレスを与えていないか、心地よく聞いてもらえるか、満足感を提供しているか…少しだけ立ち止まって考えてみましょう。
【目次】
はじめに
・プレゼンあるある 勘と経験と我流を斬る40の法則
Case①プレゼンテーションの目的はあえて確認する必要はない/Case②企画書や報告書の内容は細大漏らさず説明しよう/Case③発表内容の時間配分はあまり気にすることはない/Case④持ち時間を有効に使うために、すぐに本題にはいろう/Case⑤最後の「まとめ」は、もし発表の時間が許せば組み込む/Case⑥相手のことを知らないほうが先入観なしに話せる/Case⑦初めての会場でも気後れするな。不慣れな環境でも惑わされるな。要は度胸だ/Case⑧失敗せぬよう発表原稿はできるだけ細かく書きこむ。そして暗記する努力を怠るな。/Case⑨リハーサルは必ずしもやる必要はない。「きっと何とかなる」と信じよ /Case⑩喋りのうまい人は迷わずプレゼンターに指名する/Case⑪プレゼンテーションの本番でトラブルが起きる確率はほとんどゼロにちかい/Case⑫企画書や報告書にこだわり、目次を順守して説明をしよう/Case⑬プレゼンターは見かけで判断されることはない。服装は自分のスタイルを貫こう/Case⑭本当にいい企画なら、プレゼンターは誰でもかまわない/Case⑮曖昧な指示でも的確に仕事をこなせるアシスタントを選べ/〜コラム1 指示棒のはなし〜/Case⑯聞き手を前にしたパソコンの立ち上げは不可欠な時間。落ち着いてやろう/Case⑰スライドの文字が小さいと思ったら、前のほうに座ってもらおう/Case⑱重要でないスライドは早送りでリズムを出す/Case⑲1枚のスライドにはなるべく多くの情報を入れて充実させよう/Case⑳あなたはプロだ。慣れない機材も使いこなすくらいの余裕がほしい/Case?相手を説得せしめる「強さ」をもとう。すべての聞き手は「敵」だと思え/Case?言い訳や愚痴はうまく使えば非常に有効。次に生かそう不平不満/Case?質問者が戸惑ったり、恥をかいたとしても気にしてはいけない。あなたは折れることなく終始堂々と/Case?質問者には真正面から対応すべし。周囲を気にすると質問者に失礼だ/Case?プレゼンは闘いの場だ。相手が疲れるくらいに押しまくろう/Case?映像を使えば、楽をしながら最高のプレゼンが実現できる/Case?仲間のトラブルには手を貸すな。これが本人の成長の糧になる/Case?トラブルは素直にあわててよい。聞き手の同情をかうのも便法だ/Case?他人のプレゼンは参考にしない。ブレることなく独自のスタイルにこだわれ/Case?発表の技術を磨け。テクニック不足は情熱でカバーしろ!/〜コラム2 話すスピード〜/Case?スタッフにはできるだけ登場の機会をあたえる/Case?ミステリーツアーのような魅力的なプレゼンをめざせ!海図なしに出航だ!/Case?配布資料の拡大投影こそ、プロジェクターの本来の役割だ/Case?スライドは大判の台本だ。話す内容を詳しく書けば忘れる心配はない/Case?視覚資料はプレゼンの華。最初から最後まで展示しておこう/Case?質問は補足説明のきっかけに利用しよう。情報量を増やす絶好の機会だ/Case?最初に聞き手の期待値を下げておくと、自身の緊張も緩和してプレゼンが楽になる/Case?専門用語はできるだけ使おう。その道のスペシャリストだと思われるから/Case?資料を作り変えるのは時間の無駄。効率的に資料を使いまわそう/Case?自分が感じる達成感こそ大事。事の成否は自身の気持ち次第だ
付録:オンラインプレゼンテーションで忘れがちな10項目
1.ノートパソコンの高さ:いつも使っている机の上に置いている
2.アイコンタクト:画面上の聞き手の目を見て話すのは簡単だ
3.照明:私の部屋は比較的明るいので問題ない
4.キャッチライト:瞳の中の白い点…何それ?照明ムラ?
5.あなたの顔のサイズ:ノートパソコンの前に座ればそれでスタンバイOKだ
6.カメラ:もともとパソコンに付いているので心配無用
7.マイク:どこがマイクかわからないけれど、相手には確実に声は届いているはず
8.資料の提示方法:パワポを画面上で「共有」すればそれで問題ない
9.緊張状態:オンライン講座は対面の時と同じペースで進行する
10.背景:部屋を片付けたので後方が映り込んでも気にしない
プレゼンテーションの応用
話す技術:メッセージを補強する周辺言語(パラランゲージ)
おわりに
参考文献・資料
【前書きなど】
本書はビジネスパーソンや、日頃何気なくプレゼンターとして登壇している皆さんがつい忘れがちな、ごく当たり前のような先入観や、自身が気づかない怠慢さに注目して書いたものです。(中略)
対面でもオンラインでも、もっとも大切なことは聞き手の立場を尊重し大切に思うことです。本書に書いたすべてのエピソードはこの一点に収斂します。だれしも二流のプレゼンターなど最初から目標にはしません。しかし我流にこだわり何も意識改革をしなければ、いつしか見事な三流プレゼンターに格下げです。そうならないよう、本書を通して自身のプレゼンテーションに向けた姿勢を改めて問いなおしてほしいと思います。(「はじめに」より)
【著者プロフィール】
脇山 真治 (ワキヤマ シンジ) (著/文)
1953年福岡県生まれ。九州大学名誉教授、マルチ映像研究スタジオわきすた代表、一般社団法人展示映像総合アーカイブセンター代表理事。㈱博報堂勤務の後、九州芸術工科大学教授、九州大学教授を経て2019年より現職。専門分野はマルチ映像、展示映像アーカイブ、プレゼンテーション。プレゼンテーション研修講師多数。著書に『デジタルイメージクリエーション』(財)画像情報教育振興協会2001(共著)、『人工環境デザインハンドブック』丸善,2007(共著)、『IT営業にすぐ活かせる〜4つの技術と実践テクニック〜』日経BP,2009(共著)、『プレゼンテーションの教科書・第3版』日経BP,2015(単著)ほか。
